̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ IT ニュース&コラム 2006/6/19 通巻270号 ソフトウェアデザイン館 Sage Plaisir 21  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ >>> ビルゲイツ氏の引退に、マイクロソフト株が暴落。                        News and Column  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     マイクロソフトのビルゲイツ氏が引退を発表 2006年 6月 15日、マイクロソフトのビルゲイツ氏が引退を発表した。 実際に引退するのは 2年後の 2008年 6月の予定。    ゲイツ氏が務めるチーフソフトウェアアーキテクト    の後任は、Notes の発明者であり、Lotus Symphony    という世界初のオフィスパッケージの開発チームを    率いてきた経歴を持つ、オジー氏に任命した。    オジー氏は、google のビジネスモデルである、    Web ブラウザベースのアプリから収入を得るよう、    マイクロソフトの社員に提唱している。 ビルゲイツ氏を初めて知ったのは、ほとんどのPCに入っている OS (Windows, 旧MS-DOS) やアプリを開発している会社の社長で、 世界一の億万長者である、というのがほとんどの人だと思う。 しかし、ライバル会社にとっては、独占的地位を利用して ビジネスを奪い取ってきたという冷たいイメージがある。 彼自身は、PC という素晴らしい道具を、いかに早くかつ継続的に 発展させて、世の中の役に立てさせようとしてきたのだと思う。 そのために、快適な仕事場を提供して優秀な技術者を集め、 ときには会社ごと技術を買収して、自分の進化を邪魔するものを 排除してきた。 彼の成功のもう1つの要因は外見や性格だろう。類は友を呼んだ。 カッコつけてモテたいと思っても、外見的限界に挫折した人達は、 見返そうとするエネルギーがあり、別の道で優位性を求め、真面目 さを尊重する。ゲイツ氏の本心はそうではないかも知れないが、 そんな人達が集まる王国をレッドモンドに築いた。思慮深い 優秀な人材(Sage)が世界でいちばん集まっているのはここだろう。 いかんせん、快楽より実力を求める世界なため、技術や金が集まっ ても上品さやさわやかなイメージはない。 ゲイツ氏の今後は、慈善活動が中心になる。会長職は続ける。 株価アナリストが、社員の士気が下がると予測しているように、 ゲイツ氏が、ホンダやソニーのような伝説のカリスマ技術系 経営者として語られるのは間違いない。 リンク http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/16/news027.html * The others Last week watched News  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◇ IPマルチキャストで地デジ再送信、著作権処理を簡素化へ。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/09/news096.html … テレビ番組の権利者から改めて権利取得が不要に。 ◇ YouTubeやGoogle Videoに、レコード業界はどう出る? http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/13/news025.html … BGMに使われている曲にも著作権料を支払うべきか。 ◇ さよならコピーレフト。 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0606/13/news013.html … Webアプリが普及するとソースの非公開が進む。 ◇ 「PS3だけでなくサーバーにもCellを載せる」、IBMフェローのカール氏。 http://www.nikkeibp.co.jp/news/flash/506180.html … 科学技術などの計算とその結果をビジュアライズする処理に。 ◇ Microsoftの「Web2.0」と「.NET 3.0」。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/12/news017.html … WinFX は、.NET 3.0 へ統合。 ◇ Intel社の研究開発部門が描く「100コアの世界」。 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060609/118054/?ST=embedded … 特定のコアは特定の機能に集中した方が効率的らしい。                    SVG Cats 3 開発BLOG  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ [ strcpy_s と strncpy_s の使い分け ] セキュアプログラミングの第一歩として、strcpy を使わないという 方針があります。 strcpy は、文字列の先頭のアドレスだけを渡してコピーしているので、 大きな文字列を渡すとバッファーオーバーフローを起こします。 もし、悪意のあるユーザが、特殊な大きな文字列を入力(ネットで 転送)したら、PCを乗っ取られ、大切な情報が暴露させられたりします。 vs2005 では、代わりに strcpy_s を使うように推奨しています。 errno_t strcpy_s( char* dst, size_t dst_size, char* src ); よく見ると、strncpy と同じ引数の構成です。 char* strncpy( char* dst, char* src, size_t n ); 主な違いは、エラーハンドラが呼ばれるかどうかです。 あと、strncpy にある変な仕様(src の長さが n より小さいと、 dst の n 文字分の場所まで '\0' を埋める)はありません。 URL など、文字列全体をコピーできなければ意味がなくなってしまう 場合は、アプリケーションのエラーにしたほうがいいでしょう。 というか、ほとんどのケースが、このケースにあたります。 長い URL にアプリケーションが対応していないのですから、 勝手に短くして、ファイルが見つかりません、というエラーに なったら、ユーザはネットワークに原因があると推測し、 余計に混乱を発生させてしまいます。 しかし、まれに文字列全体を必要としないケースもあります。 ファイルの中身を検索して見つかった箇所を示すために、 ファイルの中の1行を表示させたいとき、 その行が 1000行というとんでもない長さだったとき、 エラーにするより、できるだけ表示させたほうがいいです。 そんなとき、strcpy_s で、エラーを発生させないようにすると いいと思いますが、strcpy_s にそういった機能はありません。 (_set_invalid_parameter_handler を使う裏技はありますが ここでは扱いません) そういったときは、strncpy_s を使います。 なぜなら、 最大でもバッファのサイズだけコピーするように指定すれば いいからです。つまり、 errno_t strncpy_s( char* dst, size_t dst_n, char* src, size_t n ); で、n に dst_n - 1 を指定します。 もしくは、n に _TRUNCATE を指定します。 調査内容は、開発スナップノートの「文字列関数」に公開しました。 http://www.sage-p.com/b/public_vml/index.html >>> http://blog.livedoor.jp/sage_p/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ メルマガの設定を変更する? >>> http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/2280.html >>> http://www.mag2.com/m/0000083983.htm News & Column is composed by T's-Neko 2006 www.sage-p.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄