̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ IT ニュース&コラム 2005/11/7 通巻240号 ソフトウェアデザイン館 Sage Plaisir 21  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ >>> 東証の全システム停止は、避けられなかったのか                        News and Column  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    東京証券取引所のシステムが停止。二重化できない部分の対策は 2005年 11月 1日、東証のシステムが停止した。世界第2位の市場の全銘柄の 株式売買が、半日少々の間、まったくできなくなった。同じシステムを使っている 福岡や札幌でも取引停止になった。その日の夕刊の株のページは真っ白だった。 4日には、名証のシステムも停止した。    原因は、月末に行われるデータの整理を行うプログラム。    整理したときに移動した情報が、すべてのデータに反映    されていなかったという。簡単に言えば、銀行の統合に    よって口座番号が変わったのに、カードを更新しなかった    ということだ。開発を担当した富士通によると、今回の条件は    想定していなかったという。 よく、システムを二重化して信頼性を高める方法がとられるが、今回は二重化 しにくい部分だったのだろう。月末に行われる整理というのは、単独の取引と 異なり、局所化が難しい部分だ。二重にチェックするのもよく行われるが、 同じアルゴリズムでチェックしていては、二重化にならないのだ。つまり、 答えを導く方法が1つしか無いと、実際のデータで1つ1つ確認するしかなく、 すべてのデータ(値)をチェックするのは不可能なのだ。 しかし、月末に行う整理が、システム全体に影響しないようにすることは可能な はずだ。 そうすれば、たとえ問題があったとしても、被害は少なくてすむ。 たとえば、売上高の合計から利益率を出して意思決定プログラムにデータを 渡すだけではなく、売上高が出た部門の利益率の平均を仮に渡すとか。 あと、整理する前に戻せるまでの規模しか、一度に処理しないとか。 とりあえず、テスト体制を見直す、チェックを厳重にすると言うしかないだろうが、 設計上のウィークポイントを見極めて対策できる能力を伸ばしてほしいと思う。 リンク http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/it/411112                The others Last week watched News  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◇ ドコモ、下り最大3.6MbpsのHSDPAを2006年4月以降に開始。 http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20089856,00.htm … 来年4月に、携帯もAV対応ブロードバンドへ。 ◇ iTMSのビデオ販売が100万本突破。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/01/news010.html … 見逃したテレビを安い値段で見えるのがポイントか。 ◇ これでゆっくりスリープできる?Windows Vistaの電源管理対策。 http://japan.cnet.com/special/story/0,2000050158,20089566-2,00.htm … アプリに電源断の拒否権を与えない。しかし警告してもいいだろう。 ◇ これでイライラ解消?インテル、起動時間短縮技術「Robson」を発表。 http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20089037,00.htm … 起動時間が遅いのは、デバイスの速度のせいではないはずだが。 ◇ グーグルが電卓機能を強化。人生、宇宙、すべての答えは? http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20089842,00.htm … 「1たす1は」だけでなく、単位変換や、物理定数まで対応。 ◇ スパイウェア対策の業界団体、スパイウェア対策ガイドラインを発表。 http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000050480,20089854,00.htm … ガイドラインに合わないソフトは、何でもスパイウェアになるだろう。 ◇ マイクロソフト、IE 7のセキュリティ機能に関する概要を明らかに。 http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000050480,20089809,00.htm … SSL 2.0からTLSへ変更。選択ではなく、デフォルトで安全を確保。 ◇ IBM、「ウイルス実行をほぼ不可能にする」ソフトを開発。 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0510/28/news055.html … ホワイトリスト方式はすでに WinXPにあるのを知らないのか?                    SVG Cats 3 開発BLOG  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ [ テスト仕様書はアップデートのためにある ] つい先日 SVG Cats の規模を測ったところ、なんと10万行を超えて いました。更新したときに古いものを消したのを入れると、書いた 行数はもっと大きいと思います。 そう、機能を1つ更新するのが最近は非常に大変なのです。 修正する場所を探すのは、Knowledge Take! 2 のソースHTMLの おかげで、それほど大変ではないのですが、修正したものを 使って、修正する前のものを消していいか判断するのが難しく なってきたのです。 最近気づいたのは、テスト仕様書が不足していることです。 過去に特殊なケースで問題がおきたソースを消すことは勇気が 要ります。 すべてのケースでうまくいくことを確認してようやく 安心して消せるのです。 すべてのテストケースというのは無限にあるかもしれませんが、 必要であろうテストケースは、テスト仕様書が無いと、わかりません。 いや、思い出せません。新しい機能を作ったときやデバッグした ときのテストは、機能やソースの内容をよく知っているので、どう テストすればいいか文書化しなくても分かりますが、 昔からあるものを更新したときは、必要なテストケースをやらないと 特殊なケースで不具合がでないか心配になります。 ソースがすべて、どんなソースさえ瞬時に理解できる能力がある から十分と思っておられる方もいるかもしれませんが、それだけ では必要なテストケースをすべて導き出せません。 よく、トラブルの言い訳に「想定外の出来事だったので〜」 というのがあります。つまり、すぐに考えつかないような、 考え抜かれたテストケースというのは、資産なのです。 昔テストしたことが想定外だったなんてことは通用しません。 テスト仕様を文章化したり、すべてのテストケースを実施すること など、大変なことばかりなんですけど、一般人には通用しません。 >>> http://blog.livedoor.jp/sage_p/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ メルマガの設定を変更する? >>> http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/2280.html >>> http://www.mag2.com/m/0000083983.htm News & Column is composed by T's-Neko 2005 www.sage-p.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄