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開発ツールがないと始まらない。
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-I"c:\Borland\Bcc55\include" -L"c:\Borland\Bcc55\lib;c:\Borland\Bcc55\lib\PSDK" |
-L"c:\Borland\Bcc55\lib;c:\Borland\Bcc55\lib\PSDK" |
set PATH=C:\borland\bcc55\Bin;%PATH% |
...;C:\borland\bcc55\Bin |
Borland C++ 5.5.1 for Win32 Copyright (c) 1993, 2000 Borland Syntax is: BCC32 [ options ] file[s] * = default; -x- = turn switch x off -3 * 80386 Instructions -4 80486 Instructions -5 Pentium Instructions -6 Pentium Pro Instructions : (以下20行近く説明が続く) |
コマンドプロンプトのショートカット・アイコンを右クリック・ドラッグで、 デスクトップなどに置いておくと、今後の作業が楽になります。
コンパイラと同じホームページから、デバッガも無償でダウンロードできる。 こちらは、使用者登録してパスワードを入手しないと使えないが、 ぜひ登録して使ってもらいたい。
さっそく、実行ファイルを作成してデバッガを動かしてみる。
Cドライブの直下に a という名前でフォルダをつくり、 a.c というファイル名で、次のようなソースファイルを作る。 これは、C言語を始める人は、必ず動かす超定番のプログラムだ。 /* */ で囲まれた部分は、コメントと呼ばれるもので、コンパイラは コメントを無視するため、自由にメモを残すことができる。
#include <stdio.h> /* printf を使うために必要なヘッダファイルを指定 */ void main() /* プログラムの開始地点 */ { printf( "Hello, World!!\n" ); /* コマンドプロンプトに "Hello, World!!" と表示 */ } |
このプログラム・ソースから実行ファイルを作るために、 次のような手順を行う。
C:\a>bcc32 -v a.c Borland C++ 5.5.1 for Win32 Copyright (c) 1993, 2000 Borland a.c: Turbo Incremental Link 5.00 Copyright (c) 1997, 2000 Borland C:\a> |
これで a.exe ファイルができた。エクスプローラで c:\a フォルダを 開くか、コマンドプロンプトで dir と入力すると、a.exe があることが 確認できるだろう。
このようにしてできたプログラムは、コマンドプロンプトで動かす プログラムになる。そのため、実行するときは、コマンドプロンプトを 開いて、カレントディレクトリを移動して、初めて実行を開始できる。 コマンドプロンプトでのコマンドは次のとおり。
cd \a ... カレントディレクトリを移動する a ... a.exe を実行する |
次のように表示されたら成功だ。
C:\a>a Hello, World!! C:\a> |
さて、このプログラムが内部的にどのように動いているかを 見てみよう。 そのために使うツールがデバッガだ。 td32 a と入力して、デバッガを起動してみよう。
C:\a>td32 a ... a.exe をデバッグするためにデバッガを起動する |
上記のように表示されたら、実行の準備ができたことを示している。 → の表示されている位置が、現在プログラムが実行している場所だ。
続いて、F8 キーを押していくと、1行ずつ実行していくのが分かるだろう。 プログラムは、このように動いているのだ。
プログラムの動く様子を見るのは面白いと思っていただけただろうか。 プログラミングを趣味でする人は、自分の思い通りに動くものが完成した という達成感があるからしている。 それが、友達やインターネットで 発表できるから面白いのだ。 副収入を得ることもできる。
ここまで来るのに、インストールに苦労されたことだろう。 もしかすると、上級者の中には、printf デバッグをするし、デバッガを インストールするのが面倒だから、インストールしないという人もいるだろう。 しかし、使えるツールは、とことん使っていったほうがいい。 1つのツールを使いまわして時間をかけるより、 ツールの特性を十分に理解し、それを使いこなして素早く完成まで到達するべきだ。 そのために、プログラムの完成だけを追っていてはダメだ。 ツールを探し回る余裕を作って、技術力や情報量を高めていかなければ、 いずれ最新技術を使える後輩に追い抜かれることになるだろう。 今回の場合でも、コンパイルして実行ファイルができたというだけでは、 面白さは半減する。
極意其の二 『使える道具はとことん活用せよ』 |
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