2003/03/17
[ソニー、世界初のブルーレイディスクレコーダーの発売を決定]
2003年3月3日、ソニーは、青色レーザー(ブルーレイ)を使った 記録ディスクに対応した録画装置 BDZ-S77 を、4月10日に 発売することを発表した。価格は 45万円。
ブルーレイ・ディスクは、DVD の約4.8倍の 23GB の容量を持つ。 そのため、長時間録画ができたり、高品質の画像で録画できる ようになる。上書き記録も可能だ。 価格は1枚3500円。 ハードディスクは内蔵していない。DVD, CD も再生可能だ。
BSデジタルと地上波放送のチューナーを搭載する。 EPGに 対応しているので、テレビで番組表を見ることができる。
地上波を標準画質で録画する場合、1枚で 6時間録画することができる。 録画は、BSデジタルで 使われている MPEG-2 TS なので、 現在主流のものより良い画質が得られるだろう。 特に、BSデジタルでは、オリジナルの画質を劣化させることなく ダイレクトに記録することができる。 BSマルチビュー (3画面分)でも2時間録画できる。 地上波用のゴーストリダクションや、 MPEG特有のブロックのノイズを抑えるLSIも搭載する。 画質へのこだわりがこれでもかと感じるほど最新LSIを内蔵している。
録画した番組を編集することも可能だ。 オリジナルの映像を 消去しないバーチャル編集も可能だ。
最新技術だけあって、非常に高価だ。ブルーレイ・ディスクも、 DVD-Rが高価だったときよりも更に高価だ。プラズマ・ディスプレイを 買える余裕のある人が、大きな画面で録画した放送を見たとき、 画質に不満がある人がターゲットだろう。 しかも、市販されている 映画などのコンテンツがブルーレイ・ディスクで提供されることではなく、 あまり普及していないBSデジタル放送がそのままの高画質で録画できる ことなので、ブルーレイ・ディスクの実力が発揮されるケースは 非常にまれだ。 地上波デジタルへの対応状況は不明だが、 地上波デジタルが開始されると、その画質に対応した録画装置が 欲しくなるものだ。 そのとき、DVD 録画では不満を感じるように なるかもしれない。 DVDは一般の家庭でも買えるような価格帯に なってきたので、比較的裕福で高級機を求める人に受け入れられる かもしれない。
[プレスリリース]。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200303/03-0303/
『地上波デジタル放送』
現在、地上波のテレビ番組で使われている電波のフォーマットを MPEG のようにデジタル化することで、高画質で双方向データに 対応した放送。 2003年末に3大都市圏で開始、2011年にはアナログ放送が 終了し、完全にデジタルに移行する。
いくつかのものは、現在の装置をそのまま流用できる。 アンテナは現在使われている UHF アンテナがものが使える。 テレビも現在のものが使える。 そして、最も重要なのは、現在メインになっている地上波の 放送が、そのまま地上波デジタルで放送されるということだ。
ただし、チューナーは別途購入しなければならない。 国民全員に大きな負担を与える大変な出来事と思われるかも 知れないが、地上波デジタルは、数が出ることがほぼ分かっているため、 CSのチューナーと同じ値段かそれ以下になることが予想され、 それほど心配しなくてもいいだろう。
画質が良くなるのはもちろん、ゴーストも現れなくなる。 都会を走る自動車の中で受信できることが確認されている。 しかし、高画質であることは、著作権にもかかわる。 デジタル情報をそのまま記録できてしまえば、DVD を 買う動機が1つ無くなってしまう。 おそらく、著作権 保護技術が導入されてくるだろう。 現在、ビデオに 集めているジャンルの放送が、将来、タダではコレクション できなくなる可能性があるだろう。
SVG Cats 1.2 は、次の新しい機能を追加します。
複数行文字列、グリッド、用紙サイズガイド、
大きなキャンバス、全体縮小表示、エラー時自動保存など
完成は、4月上旬の予定です。
http://www.sage-p.com/svgcats.htm