これでわかる! Archives Folderizer SV の使いかた ver1.10  

したいことを 下から選んでください


Case1. 圧縮ファイルの内容を確認するには(自動オープン機能)

ユーザは、圧縮ファイルをダブルクリックするだけで、 Archives Folderizer がキャッシュフォルダの中に解凍を行い、 解凍してできたフォルダを開きます。 これにより、圧縮ファイルの内容を確認することができます。

また、特定のファイルがあると、自動オープン機能が働き、 そのファイルを開きます。

圧縮ファイルの内容を確認するとき(自動オープン機能が働かないとき)


1.内容を確認する圧縮ファイルをダブルクリックします


2.解凍中のウィンドウが表示されます
(圧縮ファイルのタイプによってウィンドウは異なります)


3.解凍してできたフォルダが開かれます
(解凍先は、キャッシュフォルダです)


4.エクスプローラで開いているので、ダブルクリックして開いたり、 右クリックメニューから選んだりすることができます。
(実行ファイルも実行できます)

ダブルクリックして内容を確認するときは、 一時的にキャッシュフォルダに解凍します。 キャッシュフォルダは、デフォルトでは、デスクトップに作られる Archives Cache フォルダになります。 この設定を変更することもできます。

キャッシュフォルダに解凍したファイルを修正しても、 元となった圧縮ファイルの内容まで修正されません。 圧縮ファイルを右クリックして「圧縮フォルダの更新」を 選択することで、修正した内容を圧縮ファイルに 反映させることができます。

圧縮ファイルの内容を確認するとき(自動オープン機能が働くとき)

自動オープン機能が働かないときと、操作方法は全く同じです。

ここでは、自動オープン機能が働いたときにどうなるかを説明します。
また、自動オープン機能を使わない、エクスプローラで開く方法も後で説明します。


1.内容を確認する圧縮ファイルをダブルクリックします


2.解凍中のウィンドウが表示されます
(圧縮ファイルのタイプによってウィンドウは異なります)


3.自動オープン機能が働き、ファイルの内容を確認できます
(場合によっては、エクスプローラも同時に開きます)

自動オープン機能を働かせないで、エクスプローラで開くときは、 圧縮ファイルを右クリックして「開く」を選択します。

うっとおしいときは、自動オープンを常に働かせないように 設定することもできます。そのように設定したときに、 自動オープン機能を働かせるには、圧縮ファイルを右クリックして 「自動オープン」を選択します。

自動オープン機能が働くときは、圧縮ファイルの内容が次のようになっている ときです。
  • 圧縮ファイルの中に1つのファイルしか存在しないとき
  • readme.txt や index.html ファイルがあるとき
  • setup.exe があるとき

(自動オープン機能が働く条件を変更することもできます。)

自動オープン機能によって悪意のあるプログラムが実行されないように、 以下のセキュリティ・チェック・ウィンドウが表示されることがあります。

       
セキュリティ・チェック・ウィンドウ

「実行」ボタンを押すと、ファイルを開いたり、プログラムを実行したりします。
「フォルダを開く」ボタンを押すと、解凍してできたフォルダを エクスプローラで開きます。そのファイルをお持ちのセキュリティ監視ソフトに かけて安全かどうかを確認することもできます。

メールに添付された圧縮ファイルの内容を見るとき

メールに添付された圧縮ファイルは、 そのまま開くことで内容を確認することができます。

ここでは、Outlook Express で、添付された圧縮ファイルの 内容を確認する方法を説明します。


1.クリップアイコンをクリックして、圧縮ファイルを選択します


2.セキュリティ・チェックがありますが、無視して開きます
(Archives Folderizer にあるセキュリティ・チェックと重複します)


3.添付ファイルによっては、セキュリティ・チェック・ウィンドウが開かれます

「実行」ボタンを押すと、ファイルを開いたり、プログラムを実行したりします。
「フォルダを開く」ボタンを押すと、解凍してできたフォルダを エクスプローラで開きます。そのファイルをお持ちのセキュリティ監視ソフトに かけて安全かどうかを確認することもできます。

基本的に、レジストリに設定されている 安全性情報を元にセキュリティ・チェック・ウィンドウを表示しますが、 次の拡張子に対して自動オープン機能が働くときは、 どんな設定になっていても 必ずセキュリティ・チェック・ウィンドウを表示します。
  • .exe .com .bat (実行ファイル、バッチファイル)
  • .lnk (リンクファイル、潜伏中のウィルスを起動する)
  • .vbs .js (スクリプトファイル、マクロ・ウィルス)
  • .inf .reg (レジストリ設定ファイル)
  • .scr (スクリーンセーバー)

ただし、自動オープン機能が働かないとき(エクスプローラが表示されたとき)は、 展開してできたファイルの中にウィルスがあっても、 セキュリティ・チェック・ウィンドウが表示されませんので注意してください。


4.自動オープン機能が働くときは、添付ファイルの内容もすぐに確認できます

ダウンロードした圧縮ファイルの内容をすぐに確認するとき

Internet Explorer 5 以降でダウンロードしたオンライン・ソフトなどの 圧縮ファイルは、ファイルを保存したフォルダを開かなくても 内容を確認することができます。


1.ダウンロードするところをクリックして、ダウンロードを開始します


2.圧縮ファイルを保存します


3.ダウンロードが完了したら「ファイルを開く」ボタンを押します


4.解凍が始まります


5.内容が確認できます
(自動オープン機能により、readme.txt や index.html が同時に 表示されることもあります)

Autorun.inf で自動オープン機能の動作をカスタム設定するには

自動的にアプリケーションが起動する CD-ROM には、 Autorun.inf ファイルが入っていますが、その Autorun.inf ファイルを圧縮ファイルに入れることにより、 自動的に指定のアプリケーションが起動する圧縮ファイルを 作成することができます。

Autorun.inf の内容の例
[autorun]
open=install.exe                          ...実行するコマンド
icon=image\install.ico                    ...表示するアイコン
shell\readme=お読みください(&R)            ...メニュー1の表示内容
shell\readme\command=notepad readme.txt   ...メニュー1のコマンド
shell\inst=インストール(&I)                ...メニュー2の表示内容
shell\inst\command=install.exe            ...メニュー2のコマンド
[autorun] の行を除き、各行は必要がなければ記述しなくても構いません。

書式は、CD-ROM 用の Autorun.inf の書式と同じです。

OPEN 属性には、起動するアプリケーションを指定します。 圧縮ファイルのルート(最も親のフォルダ)からの相対パスで指定します。 Archives Folderizer では、文章ファイルを指定することもできますが、 CD-R に焼くと開きませんので注意してください。 CD-R でも開くようにするには、 explorer(エクスプローラ)、notepad(メモ帳)、 winhlp32(MSヘルプ)、write(ライト、ワード)などの アプリケーションを指定してください。 これらのアプリケーションは、デフォルトでパスが通っている Windows フォルダに入っているため、 フォルダを明示的に指定する必要はありません。
OPEN=notepad readme.txt

ICON 属性を設定しても、エクスプローラ(Windows)で 表示される圧縮ファイルのアイコンは変わりません。 (Windows では、圧縮ファイルごとにアイコンを変えることが できないためです)。 その代わり、セキュリティ・チェック・ウィンドウで表示されます。 実行ファイルや DLL など、アイコンリソースを複数もっている ファイルを指定したときは、コンマで区切ってアイコン番号を指定することができます。
ICON=icons.dll,3

SHELL 属性は、2行で1セットです。 CD-ROM での SHELL 属性は、ドライブアイコンを右クリックしたときに 表示されるメニューの項目ですが、 Archives Folderizer では、自動オープンしたときに セキュリティ・ウィンドウを表示して、その中に ドロップダウンリスト・メニューを表示します。 (Windows では、圧縮ファイルごとに 右クリックメニューを変えることができないため、 圧縮ファイルを右クリックしても指定のメニュー項目は表示されません)。
SHELL 属性のイコールの左側は、 shell と項目名を半角文字の¥で区切って属性名を指定します。 イコールの右側は、メニューで表示される内容です。 次の行のイコールの左側には、shell\(項目名)\command のように command をつけます。その右側は、実行するコマンドを指定します。
shell\item1=readme を読む(&R)
shell\item1\command=notepad readme.txt


セキュリティ・ウィンドウに、指定のアイコンとメニューが表示されます


Case2. 指定のフォルダに解凍するには(オンラインソフトのインストール)

指定のフォルダに解凍する方法は2種類あります。 圧縮ファイルを Archives Folderizer アイコンに ドラッグ&ドロップする方法と、 圧縮ファイルを右クリックして 「解凍・インストール」を選択する方法です。

ドラッグドロップするとき


1. 圧縮ファイルにカーソルを合わせて、ドラッグドロップを開始します
(マウスの左ボタンを押しっぱなしにします)


2. Archives Folderizer アイコンにドロップします
(左ボタンを押しながら Archives Folderizer アイコンまで移動して、 左ボタンを離します)


3. 解凍先を指定するウィンドウが開かれます


4-a. 解凍先リストから選択します
(「設定」ボタンを押して、標準解凍先と標準インストール先を設定することができます)

または


4-b. 「参照」ボタンを押して任意のフォルダを解凍先に指定することもできます
(解凍先を、「解凍先指定」にして、キーボートから入力することもできます)

インストーラや圧縮・解凍アプリケーションによっては、 解凍先に指定したフォルダに、複数のファイルを解凍するものがありますが、 Archives Folderizer では、解凍先に指定したフォルダに、 新しくサブフォルダを作成して、そこに複数のファイルを解凍します。
圧縮ファイル自体がフォルダを作成するようになっている場合は、 そのフォルダが、解凍先に指定したフォルダの サブフォルダになるように調節します。


5. 解凍ボタンを押すと、解凍を開始します


6.解凍中のウィンドウが表示されます


7.解凍してできたフォルダが開かれます

右クリックメニューから選択するとき


1.圧縮ファイルを右クリックします


2.「解凍・インストール」を選択します


3. 解凍先を指定するウィンドウが開かれます

(これ以降の操作は、ドラッグ&ドロップしたときと同じです)

解凍する代わりに、圧縮ファイルを右クリックして「通常化」を選択することで、 素早く通常のフォルダに戻すこともできます。

通常化を行うと、元の圧縮ファイルは、削除されます。 ただし、バックアップをキャッシュ・フォルダに取っているので、 もし誤って操作してしまったときはキャッシュ・フォルダから戻してください。


Case3. ファイルやフォルダを圧縮するには

ファイルやフォルダを圧縮する方法も2種類あります。 ファイルやフォルダを Archives Folderizer アイコンに ドラッグ&ドロップする方法と、 ファイルやフォルダを右クリックして 「圧縮...」または「圧縮化」を選択する方法です。

ドラッグドロップするとき


1. ファイルやフォルダにカーソルを合わせて、ドラッグドロップを開始します
(マウスの左ボタンを押しっぱなしにします)


2. Archives Folderizer アイコンにドロップします
(左ボタンを押しながら Archives Folderizer アイコンまで移動して、 左ボタンを離します)


3. 新しく圧縮ファイルが生成されます
(圧縮ファイルは、圧縮する元となったファイルのあるフォルダにできます)

Internet Explorer 5 以降で Web ページを保存すると、 HTML ファイルの他に、画像ファイルを含んだ .files フォルダができます。 HTML ファイル、または .files フォルダのどちらかを Archives Folderizer アイコンにドラッグ&ドロップすると、 両方を圧縮するので、画像が抜けたページになることはありません。

圧縮タイプは、設定で変えることとができます
後で説明する、右クリックから「圧縮」メニューを選択したときは、 圧縮タイプを指定することができます。

JPEG や MP3 などの多くのマルチメディア系ファイルは、 すでに圧縮が行われている構造になっているので、 圧縮してもファイルサイズはあまり小さくなりません。

右クリックメニューから選択するとき


1.ファイルやフォルダを右クリックします


2.「圧縮」を選択します


3. 作成する圧縮ファイルを指定するウィンドウが開かれます
各種設定を行い、「OK」ボタンを押すと、圧縮を開始します

圧縮ウィンドウの詳細な説明は、 次の節を参照してください。


4. 圧縮状況を示すウィンドウが開かれます


5. 新しく圧縮ファイルが生成されます

ファイルやフォルダを右クリックして「圧縮化」を選択することで、 素早く圧縮ファイルに変換することもできます。

圧縮化を行うと、元のファイルやフォルダは、削除されます。 ただし、バックアップをキャッシュ・フォルダに取っているので、 もし誤って操作してしまったときはキャッシュ・フォルダから戻してください。

圧縮ウィンドウの説明

圧縮したら元のフォルダを削除

圧縮したら元のフォルダを削除します。 つまり、圧縮形式に変換することに相当します。 ただし、元のフォルダは本当に削除されるわけではなく キャッシュ・フォルダに格納されます。

解凍したときにフォルダを作る

これは、本プログラム以外の圧縮解凍ソフトを使用したり、 自己解凍ファイルを作成して解凍するときに有効になります。 これをオンにすると、解凍先に指定したフォルダに 新たにフォルダを作ってその中に解凍します。

自己解凍ファイルにする

Windows95/NT4.0 以降 で 自己解凍できる圧縮ファイルを作成します。 LHA 形式でこれをオンにすると、ウィンドウが大きくなり、 自己解凍プログラムの動作を指定することが できるようになります。 その他の形式では、「OK」ボタンを押した後で、 自己解凍プログラムの動作を指定するウィンドウが開きます。
解凍後のコマンドを指定するときは、カレントディレクトリが 自己解凍ファイルがあるディレクトリであることに注意してください。 『解凍したときにフォルダを作る』がオンになっているときは、 そのフォルダを指定しなければならないことに注意してください。
例1: explorer folder (フォルダを指定)
例2: notepad folder\readme.txt (ファイルパスにフォルダも指定)

出力先

圧縮ファイルを作成する場所を指定します。
フロッピーディスクを指定した場合、 圧縮ファイルの容量が大きいときは複数の フロッピーに分割して出力します。 分割サイズは、フロッピーの残り容量を調べて自動的に調整します。 分割したファイルを元に復元するときは、 フロッピーに作成された resume.exe を実行します。 resume.exe は、MFC42.DLL などの DLL ファイルは必要ありません。
『フロッピーに保存のウィンドウの説明』

Case4. 圧縮ファイルをフロッピーに分割して保存するには

圧縮ファイルを右クリックして、「フロッピー分割」を選択し、 フロッピーに保存のウィンドウから1枚ずつ 保存していきます。

分割したときは結合プログラム(resume.exe)も一緒に保存できます。

分割したファイル(ファイル名は、1, 2, 3... の1文字)は、 バイナリファイルをそのまま分割したものなので、 付属の結合プログラムが無くても MS-DOS の COPY コマンドなどで復帰することができます。 (COPY コマンドの /? オプションでヘルプを参照)

フロッピーに保存するウィンドウの出し方

フロッピーに保存のウィンドウを出すには、 圧縮ファイルを右クリックして「フロッピー分割」を選択します。

フロッピーに保存のウィンドウの説明

フロッピーの内容

フロッピーまたはリムーバブルディスクなどに入っているファイルを 簡易的に表示しています。 ドライブを選択することで、任意のドライブに保存することができます。 ドライブの項目にサブフォルダのパスを記述しても構いません。 フロッピーの内容を編集したいときは、「開く」ボタンを押してください。 ファイルをクリックして「選択ファイルを削除」ボタンを押すと、 そのファイルを削除します。このボタンではフォルダを削除できないので 「開く」ボタンを押して編集してください。

フロッピーの内容をすべて削除してから保存する

フロッピーの内容に表示されているファイルを削除してから 圧縮ファイルをフロッピーに作成します。 ただし、フォルダと MS-DOS のシステムファイルである以下のファイルは削除しません。

フロッピーの内容を削除しないで保存する

フロッピーに入っているファイルを削除しないで 圧縮ファイルをフロッピーに作成します。 同じファイル名があったときは上書きします。

保存する前に、フロッピーの内容を編集する

フロッピーの内容を開きます。これを選択して 「実行」ボタンを押すことは、「開く」ボタンを押すことと同じです。

「実行」ボタン

上の3つの項目のうち選択をした内容を実行します。

「再読み込み」ボタン

フロッピーの内容をもう一度読みこんで更新します。 フロッピーの内容を編集したら押してください。

Case5. バッチファイルやスクリプトで圧縮解凍するには

一連の処理を記述するバッチファイルやスクリプトの中に、 圧縮解凍を含めることができます。

バッチファイルで圧縮解凍するには

コマンドラインの形式は次のようになっています。
arcfoldr [-option] [path]
path には、圧縮や解凍をするフォルダやファイルのパス です。path を省略すると、設定ダイアログが表示されます。
option には、次のものを指定します。 複数のオプションを組み合わせることはできません。

例:
>arcfoldr -o c:\home\a.lzh   ... a.lzh をフォルダとして開く

現バージョンでは、解凍先を指定したり、 圧縮ファイルを作成する場所を指定したりできないので、 バッチファイル等で使用するには不充分なところがあります。
あらかじめ、作成する場所にコピーしておき、 圧縮ファイルに変換する(-c)か、通常のフォルダへ戻す(-r) とよいでしょう。

VB スクリプトで圧縮解凍するには

VB スクリプトを使うと、コマンドプロンプト・ウィンドウが表示されないので、 スマートに一連の処理を行うことができます。

VB スクリプトでは、Wscript.Shell オブジェクトを使うことで、 バッチファイルと同様にプログラムを起動することができます。

例:
If MsgBox( "圧縮変換しますか?", vbYesNo + vbExclamation, _
    "圧縮の確認" ) = vbYes Then

  Set wsh1 = Wscript.CreateObject("Wscript.Shell")
  wsh1.Run "c:\windows\command\start /w "+ _
    Chr(34)+"c:\Program Files\ArchivesFolderizerSV\arcfoldr"+Chr(34)+ _
    " -c "+Chr(34)+"C:\WINDOWS\デスクトップ\サンプル"+Chr(34), _
    SW_SHOWNORMAL, TRUE
  Set wsh1 = Nothing

  MsgBox "圧縮が完了しました。"
End If

start コマンドを使用しないと、処理中のウィンドウが表示されません。


Case6. Archives Folderizer の設定をするには

設定ウィドウの出し方

Archives Folderizer の設定ウィンドウを出すには、 いくつかの方法があります。


解凍ページの説明

動作

圧縮ファイルをダブルクリックしたときと、 圧縮ファイルを arcfoldr.exe にドラッグ&ドロップしたときで、 どのような動作をさせるかを選択します。
「自動オープン」は、解凍したファイルの構成を解析して、 適当なファイルを開きます。 適当なファイルが無ければ、( )内に記述された方法で フォルダを開きます。 解析方法は、自動オープン・タブで設定します。 「解凍・インストール」では、インストール先を選択する ウィンドウを表示します。

解凍先

圧縮ファイルをダブルクリックしたときと、 圧縮ファイルを arcfoldr.exe にドラッグ&ドロップしたときで、 標準の解凍先を別々に設定できます。 (圧縮ファイルを右クリックして、「解凍」メニューを選べば、 任意のフォルダに解凍することもできます。)
「キャッシュフォルダ」は、他の解凍先と異なり、 別の圧縮ファイルが同じフォルダに上書きしないように、 キャッシュ・データベースによって管理されています。 「標準解凍先」、「標準インストール先」は、ユーザがカスタマイズできる、 よく使われる解凍先です。 「同じフォルダ」は、圧縮ファイルのあるフォルダと 同じフォルダに解凍するときに指定します。

キャッシュフォルダの設定

本プログラムを使って圧縮ファイルを開くと、 解凍したファイルをキャッシュフォルダ (標準のフォルダ名は Archives Cache)に格納し、 そこにできたフォルダを開きます。 2回目以降に圧縮ファイルを開くときは、キャッシュ・フォルダが キャッシュの役割をして、そこにある解凍済みのフォルダを そのまま開きます。つまり高速に開きます。

デフォルトでは、デスクトップにキャッシュフォルダが 作られますが、変更することもできます。 ドロップダウンリストから選択するか、 直接パスを入力してください。
開くボタンを押すとキャッシュフォルダを開きます。
キャッシュのクリアボタンを押すとキャッシュフォルダに 作られたファイルを全て削除します。

標準解凍先の設定

「解凍・インストール」のウィンドウで、デフォルトとして 表示される解凍先です。 解凍したものを入れるフォルダを決めているときは、 そのフォルダを指定してください。 ドロップダウンリストから選択するか、 直接パスを入力してください。

標準インストール先の設定

「解凍・インストール」のウィンドウで、2番目の候補として 表示される解凍先です。 プログラムをインストールするフォルダを指定してください。 ドロップダウンリストから選択するか、 直接パスを入力してください。

圧縮ページの説明

標準圧縮タイプ

フォルダやファイルを右クリックして「圧縮」を選択したときに 作成される圧縮ファイルの形式を指定します。 (フォルダやファイルを右クリックして「カスタム圧縮」を 選択すれば、それいがいの圧縮形式を選択することもできます)

〜したとき、元のファイルを消す

圧縮したら、圧縮する前のフォルダやファイルを消すときは、 チェックを入れてください。
ただし、消すといっても、キャッシュフォルダに 移動するだけなので、上書きされない限り キャッシュフォルダに残っています。

自動オープン・ページの説明

圧縮ファイルを解凍して構成されるファイルを分析して、 適当なファイルを開くことを「自動オープン機能」と 呼んでいます。
自動オープン機能は、「解凍」ページで有効にしたり無効にしたりできます。
試用であっても、自動オープン機能によって、どのファイルを 開こうとするかを確かめることはできます。

(条件一覧)

いちばん上のリストボックスは、解凍してできたフォルダの ルート(最も上)にどんなファイルが入っているかを 解析して、どのアクションを起こすかを一覧にしています。 矢印ボタンで優先順位を変えることができます。 新しいアクションを追加するときは、 「新規」ボタンを押して、下半分の条件プロパティを 入力してください。

条件、ファイル名

自動オープン機能によってアクションを起こすときの条件の タイプを選択し、ファイル名を入力します。 「ファイルが1つのとき」は、圧縮ファイル中に ファイルが1つしかないときに動作するようにするときに 選択します。 「その他(デフォルト)」は、無条件にアクションを起こす ときに選択します。通常、最も優先順位の低いところに 置きます。

セキュリティ

自動オープン機能では、危ない形式のファイルを 自動オープンしようとする前に、ユーザに確認を取ります。 通常、「ダウンロード時と同じ」に選択しておきます。 これは、ブラウザがダウンロードしたときに開く確認を 取るかどうかと同じ設定を使います。

アクションタイプ、コマンド

条件が一致して、セキュリティをクリアしたときに、 どのようなアクションを起こすかを選択します。 単にフォルダを開くことから、 ファイルアイコンを右クリックして選択できるアクションを 指定することができます。また、任意のコマンドを入力 することもできます。

「autorun 設定ファイル」のアクションタイプでは、 CD-ROM を自動的に起動するときに使われる Autorun.inf ファイルと同じ記述をしたファイルを 参照して、そこに書かれた動作をします。 Autorun.inf の記述には、一般の autorun.inf 編集ツールで 作成することができます。


DLLインストーラの説明(アンインストール)

DLL インストーラは、DLL をインストールするプログラムが 入ったフォルダと、インストール方法の説明書を開いて、 DLL をインストールするユーザを補助します。 (補助としているのは、DLL の著作者に敬意を表し、 DLL の存在を明示するためです。)

DLL が正しくインストールされたら、 圧縮ファイルのアイコンと、 DLL のバージョン番号が表示されます。 この状態で、設定ウィンドウ全体の OK ボタンを押すと、 チェックのついた形式のファイルに対して、 圧縮/解凍の操作ができるように、レジストリを変更します。

「Systemフォルダを開く」ボタンを押すと、 Win98 の標準では、c:\windows\system フォルダを開きます。 このフォルダは、DLL をインストールするフォルダです。 DLL のインストール・パッケージが自動的に System フォルダにインストールしないときは、このボタンを押して、 手動で DLL をコピーしてください。

「DLL を検索して自動設定」ボタンを押すと、 初めて Archives Folderizer を起動したときに行ったように、 DLL のインストール状況を解析して、自動的に設定を行います。 なお、このボタンを押すと、デスクトップに Archives Folderizer のショートカットが作成されます。

Archives Folderizer は、ネットワークから最新の DLL ファイルを インストールする機能はありませんが、 最新の DLL が置いてあるページへのリンクが、 インストールの仕方を説明した HTML ファイルにあります。

アンインストールするときは、すべての DLL のチェックをはずして 「OK」ボタンを押してください。


バージョン・ページの説明(シェアウェア登録)

図は ver1.02 ですが、パスワードは共通です

Archives Folderizer SV のバージョンを表示しています。 また、シェアウェアのパスワードもここで入力します。 シェアウェアのパスワードは、ダイアログボックスの中の https://sw.vector.co.jp/swreg/step1.reserve?srno=SR024302を クリックして、Vector のホームページを開き、 シェアレジに料金をお支払いいただくと、 すぐに取得できます。


written by T's-Neko December 14th 2001