これでわかる! Archives Folderizer SV の使いかた ver1.10 |
ユーザは、圧縮ファイルをダブルクリックするだけで、 Archives Folderizer がキャッシュフォルダの中に解凍を行い、 解凍してできたフォルダを開きます。 これにより、圧縮ファイルの内容を確認することができます。
また、特定のファイルがあると、自動オープン機能が働き、 そのファイルを開きます。
ダブルクリックして内容を確認するときは、 一時的にキャッシュフォルダに解凍します。 キャッシュフォルダは、デフォルトでは、デスクトップに作られる Archives Cache フォルダになります。 この設定を変更することもできます。 |
キャッシュフォルダに解凍したファイルを修正しても、 元となった圧縮ファイルの内容まで修正されません。 圧縮ファイルを右クリックして「圧縮フォルダの更新」を 選択することで、修正した内容を圧縮ファイルに 反映させることができます。 |
自動オープン機能が働かないときと、操作方法は全く同じです。
ここでは、自動オープン機能が働いたときにどうなるかを説明します。
また、自動オープン機能を使わない、エクスプローラで開く方法も後で説明します。
自動オープン機能を働かせないで、エクスプローラで開くときは、
圧縮ファイルを右クリックして「開く」を選択します。 うっとおしいときは、自動オープンを常に働かせないように 設定することもできます。そのように設定したときに、 自動オープン機能を働かせるには、圧縮ファイルを右クリックして 「自動オープン」を選択します。 |
自動オープン機能が働くときは、圧縮ファイルの内容が次のようになっている
ときです。
(自動オープン機能が働く条件を変更することもできます。) 自動オープン機能によって悪意のあるプログラムが実行されないように、 以下のセキュリティ・チェック・ウィンドウが表示されることがあります。 セキュリティ・チェック・ウィンドウ
「実行」ボタンを押すと、ファイルを開いたり、プログラムを実行したりします。 |
メールに添付された圧縮ファイルは、
そのまま開くことで内容を確認することができます。
ここでは、Outlook Express で、添付された圧縮ファイルの 内容を確認する方法を説明します。
「実行」ボタンを押すと、ファイルを開いたり、プログラムを実行したりします。 「フォルダを開く」ボタンを押すと、解凍してできたフォルダを エクスプローラで開きます。そのファイルをお持ちのセキュリティ監視ソフトに かけて安全かどうかを確認することもできます。 |
基本的に、レジストリに設定されている
安全性情報を元にセキュリティ・チェック・ウィンドウを表示しますが、
次の拡張子に対して自動オープン機能が働くときは、
どんな設定になっていても
必ずセキュリティ・チェック・ウィンドウを表示します。
ただし、自動オープン機能が働かないとき(エクスプローラが表示されたとき)は、 展開してできたファイルの中にウィルスがあっても、 セキュリティ・チェック・ウィンドウが表示されませんので注意してください。 |
Internet Explorer 5 以降でダウンロードしたオンライン・ソフトなどの 圧縮ファイルは、ファイルを保存したフォルダを開かなくても 内容を確認することができます。
自動的にアプリケーションが起動する CD-ROM には、 Autorun.inf ファイルが入っていますが、その Autorun.inf ファイルを圧縮ファイルに入れることにより、 自動的に指定のアプリケーションが起動する圧縮ファイルを 作成することができます。
Autorun.inf の内容の例
[autorun] open=install.exe ...実行するコマンド icon=image\install.ico ...表示するアイコン shell\readme=お読みください(&R) ...メニュー1の表示内容 shell\readme\command=notepad readme.txt ...メニュー1のコマンド shell\inst=インストール(&I) ...メニュー2の表示内容 shell\inst\command=install.exe ...メニュー2のコマンド |
書式は、CD-ROM 用の Autorun.inf の書式と同じです。
OPEN 属性には、起動するアプリケーションを指定します。 圧縮ファイルのルート(最も親のフォルダ)からの相対パスで指定します。 Archives Folderizer では、文章ファイルを指定することもできますが、 CD-R に焼くと開きませんので注意してください。 CD-R でも開くようにするには、 explorer(エクスプローラ)、notepad(メモ帳)、 winhlp32(MSヘルプ)、write(ライト、ワード)などの アプリケーションを指定してください。 これらのアプリケーションは、デフォルトでパスが通っている Windows フォルダに入っているため、 フォルダを明示的に指定する必要はありません。
OPEN=notepad readme.txt |
ICON 属性を設定しても、エクスプローラ(Windows)で 表示される圧縮ファイルのアイコンは変わりません。 (Windows では、圧縮ファイルごとにアイコンを変えることが できないためです)。 その代わり、セキュリティ・チェック・ウィンドウで表示されます。 実行ファイルや DLL など、アイコンリソースを複数もっている ファイルを指定したときは、コンマで区切ってアイコン番号を指定することができます。
ICON=icons.dll,3 |
SHELL 属性は、2行で1セットです。
CD-ROM での SHELL 属性は、ドライブアイコンを右クリックしたときに
表示されるメニューの項目ですが、
Archives Folderizer では、自動オープンしたときに
セキュリティ・ウィンドウを表示して、その中に
ドロップダウンリスト・メニューを表示します。
(Windows では、圧縮ファイルごとに
右クリックメニューを変えることができないため、
圧縮ファイルを右クリックしても指定のメニュー項目は表示されません)。
SHELL 属性のイコールの左側は、
shell と項目名を半角文字の¥で区切って属性名を指定します。
イコールの右側は、メニューで表示される内容です。
次の行のイコールの左側には、shell\(項目名)\command のように
command をつけます。その右側は、実行するコマンドを指定します。
shell\item1=readme を読む(&R) shell\item1\command=notepad readme.txt |
指定のフォルダに解凍する方法は2種類あります。 圧縮ファイルを Archives Folderizer アイコンに ドラッグ&ドロップする方法と、 圧縮ファイルを右クリックして 「解凍・インストール」を選択する方法です。
インストーラや圧縮・解凍アプリケーションによっては、
解凍先に指定したフォルダに、複数のファイルを解凍するものがありますが、
Archives Folderizer では、解凍先に指定したフォルダに、
新しくサブフォルダを作成して、そこに複数のファイルを解凍します。 圧縮ファイル自体がフォルダを作成するようになっている場合は、 そのフォルダが、解凍先に指定したフォルダの サブフォルダになるように調節します。 |
解凍する代わりに、圧縮ファイルを右クリックして「通常化」を選択することで、
素早く通常のフォルダに戻すこともできます。
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ファイルやフォルダを圧縮する方法も2種類あります。 ファイルやフォルダを Archives Folderizer アイコンに ドラッグ&ドロップする方法と、 ファイルやフォルダを右クリックして 「圧縮...」または「圧縮化」を選択する方法です。
Internet Explorer 5 以降で Web ページを保存すると、 HTML ファイルの他に、画像ファイルを含んだ .files フォルダができます。 HTML ファイル、または .files フォルダのどちらかを Archives Folderizer アイコンにドラッグ&ドロップすると、 両方を圧縮するので、画像が抜けたページになることはありません。 |
圧縮タイプは、設定で変えることとができます 後で説明する、右クリックから「圧縮」メニューを選択したときは、 圧縮タイプを指定することができます。 |
JPEG や MP3 などの多くのマルチメディア系ファイルは、 すでに圧縮が行われている構造になっているので、 圧縮してもファイルサイズはあまり小さくなりません。 |
圧縮ウィンドウの詳細な説明は、 次の節を参照してください。 |
ファイルやフォルダを右クリックして「圧縮化」を選択することで、
素早く圧縮ファイルに変換することもできます。
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圧縮ファイルを右クリックして、「フロッピー分割」を選択し、 フロッピーに保存のウィンドウから1枚ずつ 保存していきます。
分割したときは結合プログラム(resume.exe)も一緒に保存できます。 |
分割したファイル(ファイル名は、1, 2, 3... の1文字)は、 バイナリファイルをそのまま分割したものなので、 付属の結合プログラムが無くても MS-DOS の COPY コマンドなどで復帰することができます。 (COPY コマンドの /? オプションでヘルプを参照) |
一連の処理を記述するバッチファイルやスクリプトの中に、 圧縮解凍を含めることができます。
コマンドラインの形式は次のようになっています。
arcfoldr [-option] [path] |
例:
>arcfoldr -o c:\home\a.lzh ... a.lzh をフォルダとして開く |
現バージョンでは、解凍先を指定したり、
圧縮ファイルを作成する場所を指定したりできないので、
バッチファイル等で使用するには不充分なところがあります。 あらかじめ、作成する場所にコピーしておき、 圧縮ファイルに変換する(-c)か、通常のフォルダへ戻す(-r) とよいでしょう。 |
VB スクリプトを使うと、コマンドプロンプト・ウィンドウが表示されないので、 スマートに一連の処理を行うことができます。
VB スクリプトでは、Wscript.Shell オブジェクトを使うことで、 バッチファイルと同様にプログラムを起動することができます。
例:
If MsgBox( "圧縮変換しますか?", vbYesNo + vbExclamation, _ "圧縮の確認" ) = vbYes Then Set wsh1 = Wscript.CreateObject("Wscript.Shell") wsh1.Run "c:\windows\command\start /w "+ _ Chr(34)+"c:\Program Files\ArchivesFolderizerSV\arcfoldr"+Chr(34)+ _ " -c "+Chr(34)+"C:\WINDOWS\デスクトップ\サンプル"+Chr(34), _ SW_SHOWNORMAL, TRUE Set wsh1 = Nothing MsgBox "圧縮が完了しました。" End If |
start コマンドを使用しないと、処理中のウィンドウが表示されません。 |
Archives Folderizer の設定ウィンドウを出すには、 いくつかの方法があります。
デフォルトでは、デスクトップにキャッシュフォルダが
作られますが、変更することもできます。
ドロップダウンリストから選択するか、
直接パスを入力してください。
開くボタンを押すとキャッシュフォルダを開きます。
キャッシュのクリアボタンを押すとキャッシュフォルダに
作られたファイルを全て削除します。
圧縮ファイルを解凍して構成されるファイルを分析して、
適当なファイルを開くことを「自動オープン機能」と
呼んでいます。
自動オープン機能は、「解凍」ページで有効にしたり無効にしたりできます。
試用であっても、自動オープン機能によって、どのファイルを
開こうとするかを確かめることはできます。
いちばん上のリストボックスは、解凍してできたフォルダの ルート(最も上)にどんなファイルが入っているかを 解析して、どのアクションを起こすかを一覧にしています。 矢印ボタンで優先順位を変えることができます。 新しいアクションを追加するときは、 「新規」ボタンを押して、下半分の条件プロパティを 入力してください。
自動オープン機能によってアクションを起こすときの条件の タイプを選択し、ファイル名を入力します。 「ファイルが1つのとき」は、圧縮ファイル中に ファイルが1つしかないときに動作するようにするときに 選択します。 「その他(デフォルト)」は、無条件にアクションを起こす ときに選択します。通常、最も優先順位の低いところに 置きます。
自動オープン機能では、危ない形式のファイルを 自動オープンしようとする前に、ユーザに確認を取ります。 通常、「ダウンロード時と同じ」に選択しておきます。 これは、ブラウザがダウンロードしたときに開く確認を 取るかどうかと同じ設定を使います。
条件が一致して、セキュリティをクリアしたときに、 どのようなアクションを起こすかを選択します。 単にフォルダを開くことから、 ファイルアイコンを右クリックして選択できるアクションを 指定することができます。また、任意のコマンドを入力 することもできます。
「autorun 設定ファイル」のアクションタイプでは、 CD-ROM を自動的に起動するときに使われる Autorun.inf ファイルと同じ記述をしたファイルを 参照して、そこに書かれた動作をします。 Autorun.inf の記述には、一般の autorun.inf 編集ツールで 作成することができます。
DLL インストーラは、DLL をインストールするプログラムが
入ったフォルダと、インストール方法の説明書を開いて、
DLL をインストールするユーザを補助します。
(補助としているのは、DLL の著作者に敬意を表し、
DLL の存在を明示するためです。)
DLL が正しくインストールされたら、
圧縮ファイルのアイコンと、
DLL のバージョン番号が表示されます。
この状態で、設定ウィンドウ全体の OK ボタンを押すと、
チェックのついた形式のファイルに対して、
圧縮/解凍の操作ができるように、レジストリを変更します。
「Systemフォルダを開く」ボタンを押すと、
Win98 の標準では、c:\windows\system フォルダを開きます。
このフォルダは、DLL をインストールするフォルダです。
DLL のインストール・パッケージが自動的に System
フォルダにインストールしないときは、このボタンを押して、
手動で DLL をコピーしてください。
「DLL を検索して自動設定」ボタンを押すと、 初めて Archives Folderizer を起動したときに行ったように、 DLL のインストール状況を解析して、自動的に設定を行います。 なお、このボタンを押すと、デスクトップに Archives Folderizer のショートカットが作成されます。
Archives Folderizer は、ネットワークから最新の DLL ファイルを インストールする機能はありませんが、 最新の DLL が置いてあるページへのリンクが、 インストールの仕方を説明した HTML ファイルにあります。
アンインストールするときは、すべての DLL のチェックをはずして 「OK」ボタンを押してください。 |
Archives Folderizer SV のバージョンを表示しています。 また、シェアウェアのパスワードもここで入力します。 シェアウェアのパスワードは、ダイアログボックスの中の https://sw.vector.co.jp/swreg/step1.reserve?srno=SR024302を クリックして、Vector のホームページを開き、 シェアレジに料金をお支払いいただくと、 すぐに取得できます。